子供に対してでも、症状に対してでも病院に行けば薬は処方されます。私は年に1回くらい病院に行ってしまいますが、飲みもしない薬をもらってきてしまいます。最近は病院で薬を渡されることは少なくなり、処方箋をもらって近くの薬局に薬を買いに行きますよね。このとき薬を買わずにそのまま帰ればいいのですが、どんな薬なんだろうとつい好奇心で買ってしまいます。
病院によっては無茶苦茶な薬の出し方をするところもありますが、(好意的に見れば)医師は患者の苦しみを取り除いてあげたいという気持ちから処方していると想像できます。逆に医師は薬を出すくらいしか対処の仕方がないというケースも多いです。 薬がどのような影響を与えるのか・・・、などと考えていては病院経営は成り立ちません。病院の処方してくれる薬は好意的に見ながらも自分で判断する場面も必要だと私は考えています。 |
しかし、そのような排出行為を薬で止めてしまうため、いつまでも老廃物や毒素は体に残り続けることになります。その老廃物や毒素はいつか違う形で病気として表われるかもしれませんし、また皮膚から排出されようとするかもしれません。いずれにしてもまた薬で止めてしまうでしょうからまたまた残ることになります。
そのようなことを繰り返しているうちに本来子供の頃だけですむアトピーが大人になっても治らないということになります。 薬は一般的に交感神経を優位にし、リンパ球を減少させることになります。子供から大人への自律神経の変化の自然なカーブもゆがめられることにもつながることでしょう。 皮膚トラブルは何かとやっかいなことを含んでいます。かゆくてかゆくて夜も眠れないという場合を除いては薬で抑えるのはできるだけ避けたいものです。 |
昔は子供の頃はアトピーだったけど、大きくなるにつれて治っていった、という話がよくあったはずですが、今は大人になっても治りません。これには訳があります。
子供の頃は副交感神経が優位であり、白血球の中のリンパ球が多いものなのです。リンパ球が多いとアレルギー反応が出やすくアトピーとか食品アレルギーとかが大人よりも出やすい傾向にあります。生長するにつれて交感神経が優位になってきて、子供のころよりもアレルギーなどが出にくくなってくるのです。 アレルギーに限らず、子供のころは何かしらおかしな現象が起きることが多いのもこういうことからだと思います。 皮膚に表われるトラブルは100%と断言してもよいくらい体内に不要な毒素や老廃物を排出している行為です。この排出行為を邪魔してはいけないのです。自然にまかせておけば十分毒素が排出され治っていくのです。 |
先日娘の両頬にかぶれのようになってかゆいかゆいと掻いていました。最初は左側だけ虫さされのようにぷつっとできていたのですが、だんだん範囲が広がって右も赤くなってきました。
皮膚科へ行くと「原因がよくわからないかぶれのようなもの」という診断で飲み薬が1種、塗り薬が2種処方されました。飲み薬はアレルギー薬、塗り薬にはステロイド薬がありました。 原因がわからないという診断でもステロイド塗れば治るから、ついでにアレルギー性のものかもしれないからアレルギー対処の薬、ということなのでしょう。安易な薬の処方の仕方の見本ですが、今はどこもこんなものでしょう。 ステロイドを見た瞬間に絶対に使ってはいけないと嫁さんに注意をしました。ステロイドを使えばそれこそ魔法のようにかぶれや赤みは消えていくことでしょう。それは間違いないです。しかし5歳の子供がそんなことを覚えたら、また塗って欲しいというに違いないです。ステロイド使用の後のことなど考えるはずもありません。恐ろしいことです。 |
これは簡単です。ジェネリック医薬品を製造している会社というのは普通医薬品業界において後発の会社です。当然従来の医薬品製造会社とは医師や薬業界とのパイプの太さが違います。
そもそも薬の金額というのは特許をとるまでの開発費が一番重要なわけです。開発の期間中ではその薬からは売上げが発生しないので、その期間は先行投資のみです。発売を開始してから元を取るわけです。しかし、表に出てこない金額として支出している研究費やその他の費用(その他の費用とは・・・わかりますよね)が開発費に上乗せされます。勤務時間終了をロビーで待ち、教授や部長級を待ち伏せ、そしてそのまま夜の街へ・・・・なんてことも。 タミフルと異常行動の因果関係を最初否定していたのもタミフルの総輸入元から研究費を支給されていたところでしたよね。 患者側からもっとジェネリック医薬品の使用を求めないと、日本ではずっと普及しないと思います。 |
治療方法がなく最後の頼みの綱として抗がん剤にチャレンジする、という場合は心情的に仕方がないと思うのですが、一番私が納得がいかないのが、手術後に転移や再発を抑えるためと称して行う「念のため」の抗がん剤投与です。
手術ではすでに広がっていること(または周辺組織への転移)を考慮して広い範囲まで切除するわけですが、それでも残っているかもしれないガンをたたくために抗がん剤を投与します。 広範囲を切除するのは「念のため」行うことで、それだけでも体にはダメージが大きいのに、更に抗がん剤で体に負担を加えることになります。もし手術前に発見できなかった転移への予防も含めてのことであれば、本末転倒です。手術前に転移がある場合は手術しないのが普通ですから。 |
くじ引き試験による統計では腫瘍系のガンに抗がん剤によるはっきりとした延命効果は出ていないようです。同じ病態の患者を2グループに分け、片方には抗がん剤を投与し片方には投与しないことで両グループの寿命を比較するというものです。1部には延命効果があるような結果が出ているような試験もあるようですが、その内容には疑問が多くはっきりと延命効果があると判断できないようです。
非ホジキンリンパ腫のようにはっきり抗がん剤の効果が出ているものもありますので、抗がん剤を全て否定することはできません。また転移のある腫瘍ガンなど手術できない場合に、最後の可能性を抗がん剤にかけたくなるのは当然の気持ちでしょう。 |
「抗がん剤に延命効果があるのかどうか」
の前に「抗がん剤の効果」とは何かをはっきりさせる必要があります。 この「効果」については医師と患者では感覚の違いがあり、医師は腫瘍が縮小(または腫瘍マーカー低下)があれば効果があると言いますが、患者側としてはガンが「治る」(もしくは完治に近づいている)と思ってしまいます。「寛解」という言葉がありますが、これは治ったわけではなく、検査で発見できないくらいに腫瘍が小さくなった状態を言います。しかし、そんな説明がなければ患者は寛解=完治と思ってしまっても仕方がないと思います。 抗がん剤の投与についてはその患者の体力によって量を決定します。抗がん剤は細胞を殺すことができるのですから、量を増やせば確実にガンは縮小します。しかし正常細胞もたくさん死んでしまうので、生命の維持に影響があっては仕方がありません。つまり正常細胞が生命の維持に影響がない(と病院が考える)量で、ガンの縮小に効果を発揮できればガンは縮小していくわけです。逆に抗がん剤の効果がガンの進行スピードに追いつけなければガンが縮小することはありません。ガンが縮小しない場合でも正常細胞はその抗がん剤の量に応じてダメージを受けることになります。この場合抗がん剤は延命どころか命を縮める効果しかないことになります。 |
しかし抗がん剤を運ぶ血液についての副作用は重大です。臓器より先に影響を受けるのが「骨髄」。骨髄では血球が作られるわけですが、ダメージを受けやすい骨髄はまともに働くことができません。白血球は減少し、免疫力が極端に低下します。
通常白血球の正常値は5000前後ですが、抗がん剤を受けていると1000を切ることになります。こうなると本来私達の体がガンに対抗する免疫力には期待できませんし、すぐ肺炎になったりします。 ちなみに白血病の方がなくなる最後の病気は肺炎、エイズなどでも肺炎、老衰でも肺炎、というのが多いです。いずれも免疫力が落ちたとき肺炎で亡くなることが多くなります。 いずれにしても抗がん剤のようなきついものは体に深刻なダメージを残します。1クールの抗がん剤治療だけで済めばまだいいですが、何クールも続けると、いよいよ・・・です。 こうして考えるべきテーマ「果たして抗がん剤に延命効果があるのか」というところに行き着くことになります。 |
薬の効果は体全体に及びます。
効き目が表れてほしい患部で発揮されれば主作用、それ以外の場所で発揮されればそれが副作用と呼ばれます。 わかりやすいのは抗がん剤。 お医者さんも認めるように抗がん剤とは毒そのもの。細胞を殺すためのものです。がん細胞も元は自分の体の細胞だったわけですから、薬は正常細胞とがん細胞の区別がつきません。すべての細胞にその毒性は発揮されます。 ですからよほどのことがない限り、抗がん剤によりがん細胞は減少します。当然それに伴い正常細胞も死滅していきますので、髪の毛が抜けたり口の中が口内炎になったりするわけです。 私たちの体はうまくできているもので、生命に直接かかわりにくい細胞から犠牲になってくれるようで、髪の毛が抜けても口内炎ができても、すぐに命に影響がでるわけではありません。 |
薬はその目的とする効果を果たすことが当然主目的ですが、ピンポイントで効果を発揮する、というわけにはいきません。それぞれの薬には効果を発揮するためのメカニズムがあるわけですが、多いのは「○○の働きを阻害する」「○○を活性化する」というものです。
痛み物質であるプロスタグランジンを患部によせつけないために血管を収縮させるのが痛み止め。花粉症などであればヒスタミンの働きを阻害 する。 ドーパミンを活性化するパーキンソン病の薬。セロトニンを活性化するのは抗不安薬に多いですね。 しかし、総じていえるのはそれらの効果は全身で発揮されること、大抵の場合血流が悪くなること、病気を「治す」のではなく症状を「軽く」することです。 |
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