お付き合いのあるガンの方が亡くなられてしばらく凹んでおりました。ご冥福をお祈りいたします。
私がはじめてその方にお会いした時には既に全身にガンが転移した状態でしたが、その方は前向きに可能な限りの努力をされる方でした。 全身転移の状態にも関わらずその方は最後までご自分の足で歩き、治療に通い、あきらめませんでした。 その方とのお付き合いにより、これまでの考え方を改めることがありました。それは薬を使っても仕方がない場合があること。というよりむしろ進んで抗がん剤を使用すべき場面があること(条件付ですが)。 延命効果があると「いわれている」腫瘍ガンに対する抗がん剤使用についてはこれまで私は否定的でした。医師の方に聞いてもはっきりした効果の説明があるわけでもありません。しかし今回(薬否定派の)私が使った方が良いのではないか、という場面があったことに自分でも驚いています。(もちろんそれは抗がん剤の害を除去する手段を持っているからなのですが)ましてや御本人の気持ちとしてはどうでしょう。 また、これまで思っていたことでより一層その思いを強くしたこともありました。 それは「病気になるまでが勝負」ということです。普段の生活をいかに気をつけてすごすことが大事か、病気になってから考えるのではなく病気をいかに予防するかです。病気になってからでは遅いのです。病気になるにしても簡単に治せる病気になるのか、不治の病になるのかわかりません。であれば病気にならないように普段から気をつけるのが賢明だと言わざるを得ません。 ガンの方とのお付き合いが終わってしばらくして、今度は糖尿病の方とのお付き合いが始まりました。この方は糖尿病と診断を受け、生活習慣を改善する中においてもお酒をやめることができないでいるようです。 全く禁酒することによって受けるストレスを回避するためには仕方なし、という感じで主治医からいわれているようですが、果たして。確かに糖尿病や高コレステロール治療を始めたとたんにガンになる方が多いのはストレスによるものと考えることもできます。 いずれにしても病気に対処するというのは難しいものです。 治療の選択・検査・判断・行動など病気に対処するそれぞれの場面場面では間違うとその先がなくなってしまうようなことが往々にしてあります。そのような恐ろしい選択をするようになってしまう前に、病気にならないように努める方が良いように感じる今日この頃です。 |
ステロイドについて最後に1つ。
続けていて最終的に膠原病になる人が多いです。しかも膠原病になってしまってはもう病院は治してくれませんから、さじを投げられてしまうのが現実です。そうならない前に自分で管理できるところは管理したほうがよいと思います。 ただし、ステロイドは簡単にやめることはできません。少しずつ減量していき、長期間かけてやめるほかありません。情けないことにこのことを指導してくれる医師というのはあまりいらっしゃらないようです。自分ひとりでやめるのは勇気がいることだけになんとかならないものでしょうかね。 |
現在の医療は治る病気と治らない(西洋医学で治せない)病気とを区別しています。治らない病気に対しては症状を軽減する対症療法を積極的に勧めます。その際の治療(と呼ばれているもの)は投薬しかありません。(整形系にはリハビリ(と称するもの)とか手術とかがあります)
原因がある程度はっきりしている病気についてはそれなりに対応する薬もありますが、原因が不明なものやどうしようもないものについてはスーパー万能薬ステロイドの出番です。それさえ処方しておけば患者の症状は落ち着きますから医者も患者も安心、ということになるわけです。 ところが、その病状が長引く(もしくは一生の)場合どうするかです。何らかの処置をしなくてはならない、しかしすることはステロイド投薬くらいしかない、となってしまうことが多々あります。その場合ずっとステロイドを処方し続けることになります。 ステロイドの副作用は多岐にわたり、現在行われている簡単な血液検査ですべて監視できるものではありません。骨密度なんて普段はからないですよね。しかしステロイドを服用しているとだんだん骨はもろくなっていきます。 |
夢の薬とうたわれたステロイドですが(例えばリウマチの場合)医師への指導として3ヶ月間を目処に使用しないようにするとされているようです。長期使用の副作用の怖さが指導内容ににあらわれています。
ステロイドは治癒を目的とした薬ではなく究極の対症療法薬ですから、一時の激烈な症状を抑えるためのものです。その目的からも副作用の多様さ・強烈さからも長期使用を控えるのはリウマチに限ったことではないはずです。 しかし服用・塗布を続けてみえる方はご存知のように現実にはそうではありません。模範的な医師の指導を受けてみえる方を除けば、副作用が出てくるまで処方は続きます。 これは医師側にも患者側にも問題があります。 |
まだまだ不要な薬はありますが、声を大にして言いたいのは「ステロイド」を使い続けることだけはやめようということです。
ステロイドが副腎で作られているホルモンであり、たくさんの種類があることは知られていると思います。 薬として使われるようになった当時よく原理がわからないにも関わらずとにかくいろんな病気に効果を発揮し、その万能性と速効性が重宝がられるようになったようです。 しかし、きつい副作用が出ることがわかってきたのでだんだん使用範囲を狭めることになりました。現在では原因がはっきりしないアレルギー関連の病気(アトピー、喘息、リウマチ他)や腎臓の病気などに使われています。 |
口内炎は原因不明とされていますが、消化器官の弱まりが原因のようです。口内炎があると口の中が痛いので、あまり食が進みません。それは消化器官が弱まってあまりものを入れないで~とサインを送っているのです。口内炎がおさまるまで1週間くらいかかりますが、その間はちょっと食べる量を控えてあげるのがよいわけです。
ジンマシンなど肌のトラブルもこれまで何度も書いていますが、体内から毒素が出ている状態です。肝臓が弱まるとジンマシンが出やすくなります。悪いものを食べるとジンマシンが出る、というのが典型的な例です。肝臓が処理しきれないものを皮膚から出そうとしてくれるわけです。 このときジンマシンやかぶれ、出来物を薬で抑えてしまうとその排出されるべき毒素や老廃物が体内に蓄積されます。それがいずれ積もり積もって・・・、となるわけです。 |
薬がどうこう書いてきていますが、私は全ての薬の使用を見直すべきだと言っているわけではありません。世の中には不適切な使用をされている薬がたくさんあるので、薬の弊害を書いているだけです。
糖尿病でインシュリンを打っている方がこれからやめるわけにはいかないでしょうし、パーキンソンの方がドーパミン投与をやめることもできないでしょう。 ガンの方が抗がん剤しか治療方法がないとなったときにそれを拒否するのも悩みどころでしょう。 私が薬を特に不要と思うのは「胃の調子が悪いから胃薬を飲んで、普通に飲食する」というような場合です。人体からのサインである痛みや不快感、胸焼けなどを薬で抑えていつもと同じ生活を送ろうとすることがいかに不自然なことか今誰も真剣に考えてはいないと思います。薬は状態を良い方向へ向かわせてくれるものではありません。そのようなことを続けていると最終的に大病となってしまうのです。 |
| ホーム |
|