前の続きをもっと早く書くつもりだったのに、ずいぶんと日が空いてしまいました。何だかバタバタしているうちに日が過ぎていって・・・。このブログももうちょっと日記風にして少しでも書くようにして頻度を上げようかともおもってますが・・。
さて、脳梗塞の話。 その昔日本人の死因トップは脳卒中でした(今はガン)。脳卒中には「脳梗塞」「脳内出血」「くも膜下出血」があり、今から50年くらい前は脳内出血による死亡が95%、脳梗塞による死亡が3%だったようです。ところが、2005年には脳内出血死亡は26%、脳梗塞死亡が63%となっています。 脳内出血は致死率が脳梗塞の約3倍ということなので、減少しているのは良いのか悪いのか。まぁ良いのかもしれません。でも脳梗塞の人が増えているわけで、この数字はあくまでも死亡された方の数字で後遺症を持ってリハビリに当たっている方、もっと軽い脳梗塞の方は含まれていないはずです。 さてさてどうして脳内出血が減少して脳梗塞が増えてしまっているのでしょう。 |
病院でのリハビリ期間設定、成果主義の導入がひどい話だと書きましたが、現在リハビリを必要とする病気で多いものに脳梗塞があります。
脳梗塞は脳の血管が詰まってその先に血液が進まなくなり血液が届かない部分の神経が死んでしまう病気です。最近すごく多い病気です。脳梗塞には程度があり、重大な後遺症が残る場合とごく軽く済み、ほとんど後遺症が残らない場合があります。 血管の詰まっている部分(梗塞部)は50代の人であれば2,3箇所あるのが普通と言われています。誰でもなりうる病気と言えます。 しかしこの脳梗塞、昔は今ほど多い病気ではありませんでした。 |
最近は後期高齢者問題でクローズアップされている問題ですが、またまたひどい問題が出てきているようです。
昨日の朝テレビでやっていましたが、リハビリ期間の設定を180日と区切り、それ以上は強制的に退院させられてしまったりリハビリを満足に受けさせてもらえないようになってしまっているようです。 またそれに輪を掛けてひどいのがリハビリ患者の6割が改善しないとその病院へ支払われる診療報酬の減額を行うというシステムです。 一言で言えることがではありませんが、これはひどいことだと思います。 この結果どのようなことが起こるかといえば、改善の見込みのない重症患者は病院が受け入れたがらないことがあります。 どの病院も診療報酬を削られたくないので、すぐに改善する見込みのたつ患者さんだけを受け入れるようになることでしょう。 病院が患者さんのために治療を行いたくても行えないような仕組みを作ってどうするのでしょうか。 |
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