皮膚が排泄器官であることを普段耳にすることはほとんどありません。逆に皮膚に何かつけたり、手間をかけること、何らかの処理をすること、(手を加えること)というのは毎日耳にします。
というのも「何か手を加える」ことの方が商売になるからです。 「排泄器官である」ということは私たちの体における不要物を外部に排出する働きをしている、ということです。こういうと冗談に聞こえるかもしれませんが、便意が近い人のそばにいるとおならをしたわけでもないのに、そのような臭いがすることがあります。子供だとこれはわかりやすく臭いがします。具体的にどこからそのような臭いがしているのかは知りませんが、臭いがするとすれば体表からしか考えにくいので、(このことに関しては)皮膚呼吸からかなぁと思っています。 食あたりを起こしたときにじんましんがでることがあります。 私たちの体内における解毒は一手に肝臓が受け持ってくれていますが、肝臓での処理能力を超えてしまったとき体外に排出するのに手っ取り早いのが皮膚から毒素をだしてしまうことなのです。これがじんましんとして表れます。 緊急に毒素を排出したい場合、便や尿として排出するまでのプロセスは時間がかかりすぎます。全身をめぐる血液に毒素をのせて皮膚から外へ出してしまうほうが効率がよいし、早いのです。体のためには早く毒素を出すことが優先されるケースなのでしょう。 |
続きです
例えばにきび・角栓ができた、ジンマシンがでた、かぶれた、などなどの場合、普通何らかの対処をしたくなるものです。症状によってはお医者さん(皮膚科)へ行くこともあるでしょうし、そうでなくても自宅にある薬などをつけるかもしれません。 我が家ではこのような皮膚に何か異常が出てきたときに、何もつけないようにしています(というか何かつけたい顔をしている子供達にも私が許可しないのですが)。もちろんお医者さんへ行くこともありません。 それは何故かといいますと、放っておいて治るからです。そして、そもそも排泄器官である皮膚に何かをつけてどうこうしよう、というのが間違っているからです。さらには何かをつけて症状を抑えることができたとして、抑えた何かが将来違う形で新たな症状として出てくることが考えられるからです。 |
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